スターツホーム

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2022.10.25

品質を守るー断熱編

こんにちは。検査室の永山です。

住宅は設計・工事の過程を経て完成しますが、この間どれだけの人間が関わると思いますか?
建築の仕事は専門分野ごとに人が動きます。建築規模により差はありますが、当社ではおよそ40業種の職人の手により1棟の住宅がつくられています。そして住宅は、どんなに機械化・工業化が進んでも最終的には人間の手と判断でつくられるものです。
私、検査員の仕事は、人の手により仕上げられる部分の最終確認ということになります。また、職人さんたち現場の声を吸い上げ、よりよい家づくりの仕組みを構築していくことです。
これから数回に渡り、ご紹介してまいります。快適・安心・安全な家づくりは、このようなところからつくられていることを知っていただけると、私たちのやりがいにもつながります。どうぞ、よろしくお願いします。


今日は、江戸川区Mプロジェクトの断熱検査に来ました。「断熱」昨今、耳にすることがあると思います。建物の気密性を高め、外からの熱気や寒気をシャットアウトすることをいいます。簡単に言うと、夏の暑さや冬の寒さが室内に届きにくくなります。室内の空気が逃げないので、冷暖房が効きやすくなります。結果、光熱費の削減にもつながるのです。快適な住まいにするための最も重要な工事です。

スターツホームの注文住宅(標準仕様)では、グラスウールを外壁面および天井に充填し、断熱をします。下の写真がグラスウール。名前の通り、非常に細いガラス繊維が絡み合ってできており、フワフワ綿のような触感です。建物全体がお布団で挟まれるようなイメージですね。

 
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無機質なので燃えずガスも発生しません。防音性や耐久性にも優れ、施工性も良いので多くの住宅で使われています。


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器具などを取り付けるための下地材部分においては、専用の気密テ-プを用いて断熱の連続性を確保します。


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コンセントやスイッチ部分は空気が行き来してしまうため、気密BOXを用いて穴を塞ぎます。


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仕上げに気密テ-プを用いて完全に密閉します。

いかがでしたか。最新の住宅の壁の中は、こんな風になっています。断熱工事の検査ポイントは「外の空気が侵入するすき間をつくらないこと」に尽きます。高性能な断熱材を使用しても取付け方法が悪ければ効果がありません。断熱効果を最大限得るためにしっかりとした施工はとても重要です。


スターツホームの断熱性能についてはコチラから
https://www.starts-home.co.jp/performance/eco_design.html

日本の住宅断熱基準は国土交通省により定められ、当社の標準仕様住宅は、最高ランクの「4」をクリアしています。現在基準を満たすことは義務ではありませんが、2020年には新築するすべての住宅に義務化されることになっています。
これからの住宅には欠かせない、断熱のお話でした。

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